アンスリウムを調べていると、必ずと言っていいほど
「クラリネルビウム」と「クリスタリナム」
の2つが並んで出てきます。
どちらもビロード状の葉に白い葉脈が走る、アンスリウムの中でも特に人気の高い品種です。
「どっちがどっちなの?」と混乱するのも無理はありません。
この記事では、クラリネルビウムの特徴と、クリスタリナムとの違いをまとめて解説します。
アンスリウム・クラリネルビウムとは?

クラリネルビウムは、メキシコ南部の石灰岩の崖の岩場に自生する着生植物です。
「Queen Anthurium(女王アンスリウム)」「Velvet Cardboard Anthurium」とも呼ばれ、海外では初心者向けの人気品種として知られています。
葉はしっかりとしたハート型で、白〜シルバーの葉脈が深い緑色の葉に映えます。
クリスタリナムとの違い
この2つ、実は見分けるポイントがいくつかあります。
葉の形
クラリネルビウムの葉は明確なハート型で、葉の上部にはっきりとした切れ込みがあります。一方クリスタリナムの葉はより細長く、スペード型に近い形です。
葉のサイズ
室内での栽培では、クリスタリナムの葉が平均50cm程度まで成長するのに対し、クラリネルビウムは平均25cm程度と、クリスタリナムよりコンパクトに収まります。
葉の色と質感
クリスタリナムの葉はやや明るいグリーンで葉脈のシルバーが際立つのに対し、クラリネルビウムの葉はより深い濃いグリーンです。また、クリスタリナムの葉は薄くて傷つきやすいのに対し、クラリネルビウムの葉は厚みがあって丈夫な革質です。
成長速度
クリスタリナムはクラリネルビウムより成長が速い品種です。同じ環境下では、クリスタリナムの方が早くサイズアップします。
育てやすさ
初心者向けの市場ではクラリネルビウムがクリスタリナムより売れやすい傾向があります。丈夫さと見た目の整った対称形が評価されているためです。
あなたはどちらを選ぶ?
| クラリネルビウム | クリスタリナム | |
|---|---|---|
| 葉の形 | 明確なハート型 | 細長いスペード型 |
| 葉のサイズ | コンパクト(25cm程度) | 大きめ(50cm程度) |
| 葉の質感 | 厚くて丈夫 | 薄くて傷つきやすい |
| 成長速度 | ゆっくり | やや速い |
| 育てやすさ | 比較的簡単 | やや難しい |
初めてビロード系のアンスリウムを育てるなら、
葉が丈夫で育てやすいクラリネルビウムがおすすめです。
大きな葉と迫力あるシルバーの葉脈を楽しみたいなら、
クリスタリナムの方が向いています。
アンスリウム・クラリネルビウムの育て方
基本的な考え方は、他のアンスリウムと大きく変わりません。
| 光 | 明るい間接光(直射日光は葉焼けの原因になるため避ける) |
| 温度 | 15〜30℃、冬場は10℃以下にしない |
| 湿度 | 高め。定期的な葉水または加湿器を推奨 |
| 水やり | 土の表面が乾いたらたっぷりと、冬は頻度を減らす |
| 用土 | 通気性・排水性重視 |
| 肥料 | 生育期(春〜秋)に2週間に1回程度の液体肥料 |
| 植え替え | 1〜2年に1回程度 |
詳しい考え方はアンスリウムの育て方のコツにまとめています。
▼用土の選び方はこちら
アンスリウムにオススメの用土3選
▼クリスタリナムについてはこちら
アンスリウム・クリスタリナムの育て方と株分け実践記
よくある質問(FAQ)
- Qアンスリウム・クラリネルビウムは室内で育てられますか?
- A
はい、室内で育てることができます。ただし、適切な光と湿度を保つことが重要です。
- Q葉が黄色くなってきたのですが、どうすればいいですか?
- A
葉が黄色くなる原因は、過剰な水やりや日光不足が考えられます。水やりの頻度を見直し、適切な光を当てるようにしましょう。
- Qアンスリウム・クラリネルビウムはどのくらいの大きさになりますか?
- A
適切な環境で育てると、葉の幅が30cm以上になることもあります。


コメント