アンスリウム ベイチー(Anthurium veitchii)は、その独特な葉の形状と美しい緑色から、観葉植物愛好家の間で人気が高まっています。この記事では、アンスリウム ベイチーの育て方と購入方法、植え替えについて動画を交えて解説します!
植替え方法の参考動画はコチラ
アンスリウム ベイチーとは?

アンスリウム・ベイチーは、コロンビア原産のアンスリウム属の植物で、「キング・オブ・アンスリウム」とも呼ばれています。この植物は、木や岩に付着して育つ「着生植物」で、大きな葉が特徴です。その葉は垂れ下がるように成長し、長さが数メートルにもなることがあります。
学名の「veitchii」は、イギリスのエクセターにある歴史ある植物園「ヴィーチ商会」に由来しています。この植物園は、ジョン・ヴィーチという人物によって始められ、多くの珍しい植物を育ててきました。アンスリウム・ベイチーは、その中でも特に注目を集めた植物の一つです。
アンスリウム ベイチーの購入方法
オンラインショップでベイチーの子株を販売していることがあります。
欲しい方はぜひ覗いてみてください。
出品していないものも多数あります。
気になる方はお気軽にインスタのDMからお問い合わせください。
アンスリウム ベイチーの育て方
ベイチーは少々成長の遅い植物です。じっくり育てた暁には、巨大な葉っぱを拝むことが出来ます。葉は少々傷つきやすいため、強風には注意したいです。
基本的な考え方は、他のアンスリウムと大きく変わりません。
| 光 | 明るい間接光(直射日光は葉焼けの原因になるため避ける) |
| 温度 | 15〜30℃、冬場は10℃以下にしない |
| 湿度 | 高め。定期的な葉水または加湿器を推奨 |
| 水やり | 土の表面が乾いたらたっぷりと、冬は頻度を減らす |
| 用土 | 通気性・排水性重視 |
| 肥料 | 生育期(春〜秋)に2週間に1回程度の液体肥料 |
| 植え替え | 1〜2年に1回程度 |
詳しい考え方はアンスリウムの育て方のコツにまとめています。
植替えについて上記の動画が参考になるかもしれません。
根詰まりをおこしていそうであれば植え替えを実施。
アンスリウム ベイチーを種から育てる方法
この品種は種から育てることもできますが、少し時間がかかります。以下の手順で行いましょう。
準備するもの
- バーミキュライトまたは水苔
- 種まき用のトレイや小さな植木鉢
- 透明なビニール袋または蓋つきの容器
手順
- 種まき用の土を準備する
種まき用のトレイや小さな植木鉢に、バーミキュライトまたは水苔を入れ、よく湿らせます。 - 種をまく
種を土の上に軽く押しつけるようにして置きます。 - 湿度を保つ
トレイを透明なビニール袋で覆うか、蓋つきの容器に入れます。種を暖かい場所(最低21℃以上)で、明るい日陰に置きます。 - 管理する
土が乾かないように気をつけ、2~3日に1回、袋や蓋を開けて新鮮な空気を入れます。種が発芽して小さな根と葉が出てきたら、通常のアンスリウム用の培養土に植え替えて、普通のお世話を続けます。
株分けで増やす方法
アンスリウム・ベイッチーは、成長した株を分けることで簡単に増やすことができます。以下の手順で行いましょう。
準備するもの
- 新しい培養土
- 適切なサイズの植木鉢
- 消毒した剪定ばさみ
- 園芸用手袋(必要な場合)
手順
- 株を取り出す
植木鉢から慎重に株を取り出し、根っこと株のつけ根(クラウン)を観察します。自分で根を持っている部分を見つけましょう。 - 根をほぐす
指を使って根っこを優しくほぐし、株を分けます。それぞれの株に根っこと少なくとも1枚の葉がついているようにします。必要なら、剪定ばさみで根を切りますが、できるだけ根を傷つけないように気をつけてください。 - 新しい鉢に植える
鉢の半分くらいまで新しい土を入れ、分けた株を植えます。土の表面の高さが、前の鉢と同じくらいになるように調整します。 - 水やり
植え替えた後は、たっぷりと水をあげます。その後は、通常通りお世話を続けます。
【実体験】原因不明の成長停滞、正体はピートモスのPHだった
ベイチーを育て始めて最初に気になったのは、成長が遅いことです。
新葉がなかなか展開しないんですね。
知らなかった私は、根腐れを疑って鉢の中を確認しましたが、特に問題は見当たりませでした。それでもあまりに成長が遅いため植え替えてみたところ、本格的な根腐れを引き起こしてしまいました。
使ったのはブロックタイプのピートモス。
これが失敗でした😢
▼こういうタイプ

今だからこそわかることですが、原因はPHにありました。
ブロックタイプのピートモスは安価で持ち運びやすい反面、PH調整がされていないものが多く、酸性に傾いていることがよくあります。
アンスリウムは中性でよく育つ植物なので、ここで相性が悪かったわけです。
実際にPHチェッカーで計測すると6を少し超えるほどで、数値としてはわずかな差に見えますが、成長速度がゆっくりなベイチーやワロクアーナムのような品種には、この差が大きなストレスになっていたようです。
アンスリウムは5.5-6が理想
ちなみに同じ用土でも、ポトスやスキンダプサスとの相性は抜群でした。植物ごとのPH耐性の違いを、身をもって知る結果になりました。
その後、種まき用土やプロトリーフの無機質用土を試し、今のところはギリギリ枯れずに持ちこたえている状態です。
今この状況からやり直すなら、まず種まき用土でじっくり養生させます。
もともと成長が遅い品種なので、焦らず気長に待つのが一番だと今は思っています。実際、この品種は大きくなり始めると着実に成長してくれる上に、他のアンスリウムとは一線を画す見た目で、ガーデンの中でもひときわ存在感を放ってくれる株です。
▼おすすめの用土はこちら
【2026版】アンスリウム育成にオススメの用土|この中から選べばOKです
▼根腐れについてはこちら
アンスリウムの根腐れとは?初心者が知っておきたい原因と復活方法
ベイチー特有のよくある質問(FAQ)
- Qベイチーとワロクアナムとの違いは?
- A
外ではベイチーは「King」、ワロクアーナムは「Queen」と呼ばれ対比されることが多いです。ベイチーは葉が波打つコルゲート状の質感、ワロクアーナムはベルベット状の質感が特徴で、見た目の系統がまったく異なります。参考ページ:アンスリウム・ワロクアナムの育て方と注意点、成長が止まった時の対策方法を解説します。
- Q成長が遅いのは普通?
- A
育て方自体は難しくなく、唯一の”問題”は成長速度が非常にゆっくりです。洗濯板のように写真映えするようになるまで年単位の期間がかかります。
- Q「ワイド」「ナロー」などのフォーム違いって何?
- A
葉の幅によって「レギュラー」「ワイド」「ナロー」という個体差の呼び分けがされており、特にベイチーやワロクなど長い葉が特徴な品種では、ナローフォームが希少で人気が高いとされています。


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