新葉の傷、なぜ起きる?
新葉が開くのを楽しみにしていたのに、
いざ展開してみたら「穴が開いている」「縁が裂けている」「形がいびつ」──。
そんな経験はありませんか?
私が経験したものと、
アンスリウムコミュニティでよくみられるトラブルをまとめました。
もくじから気になる箇所に飛んでください。
新葉に見られるトラブル色々
植替え直後に展開した新葉は
根が傷つくため葉に破れや穴が見られることがあります。
あとは物理的損傷。
つまりぶつけたとか
葉同士がこすれたとか
展開中にモスポールに当たっていたとか。
アンスリウムの新葉は非常に柔らかく、
わずかな圧力でも跡が残ります。
ただし、その後の葉が同様続くようであれば
湿度や空気の循環を見直しましょう。
出てきたときから穴や裂け、クレーターがある
- 肥料切れ
- 湿度不足
- クローンや花芽に栄養を吸われている(栄養不足)
肥料切れ・栄養過多

新葉の形成時に、栄養素のバランスが崩れていると、
細胞分裂の段階で葉組織がムラになり、
展開時に裂けやすくなることがあるようです。
肥料が切れていると葉が薄く、展開中に破れやすい
逆に肥料が濃すぎると塩害で細胞が硬化し、折り目のような裂けが生じる

生育期の春と秋、3-6月、9-11月
(地域によってはまばらですが)
液体肥料や追肥で小まめに栄養補給をしてあげましょう。
ただ、あげすぎると取り返しがつかないことになるので、
マグァンプなどの緩効性肥料を適量、
事前に用土に入れておいてあげると安心です💡
アンスリウムにおすすめの肥料4選|とりあえずこれ | アンスリウムジャパン
クローンや花芽に栄養を吸われている(栄養不足)

一度傷ついた株は生存本能から
脇芽=クローンを出すことがあります。
栄養が新葉よりも花芽や側芽(クローン)に優先的に流れていると、
葉の発達に必要なエネルギーが足りなくなります。
その結果、展開時に破れやすくなることがあります。
▼花芽に関して
株自体が十分に大きくないと結実する能力も薄いため
カットしてしまってもいいかもしれません。
波打ち・しわ・ねじれが残る

- 湿度や温度変化の影響
- 突然変異種(ミューテーション)
新葉が開いたとき、表面が波打っていたり、軽くしわが寄っていることがあります。
この現象も多くの場合は“病気”ではなく、環境の揺らぎに対する反応、
あるいは遺伝的な個体差によるものです。
同条件の他の個体が元気なら、次の新葉に期待しましょう!
湿度や温度変化の影響
特に冬が多い
湿度が急に下がったり、昼夜の温度差が大きくなると、
葉の細胞が均一に膨らまず、波うちやしわが残ることがあります。
特に以下のような状況では出やすくなります:
- 冬場の暖房やエアコン風が直接当たる場所
- 植え替え後や新根発生期
- 夜間と昼間の湿度差が大きい
▼突然変異種(ミューテーション)について

そもそも葉の形質が変化していることもあります。
特定の交配種や変異株では、「しわ」「うねり」「カールした葉」が
固有の特徴として安定して現れます。
焼けたような穴

- ベニカXなどの薬剤などの影響
葉の一部が焼けたように透けたり、穴が開いたように見える場合、
それは多くの場合、虫や病気ではなく「薬害(やくがい)」によるものです。

新葉に対してベニカを噴霧するのはおすすめしません。笑
葉の表面がデリケートな新葉期によく見られる反応です。
新葉に対してはかけすぎず、別の方法で対策をしましょう。
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